ぐい呑み作品集 Gallery
写真は、青唐津ぐい呑み
ぐい呑み (盃)とは
多種多様な”やきもの”の中で”ぐい呑み”は、もっとも小さくて愛らしいものの一つです。
茶碗や水指、花生などの茶陶や、大きな飾壺や飾皿などに対しても一歩もひけをとらぬ人気があるのはなぜだろう。
その秘密の一つはやはり人の心をうきだたせたり・なごましてくれたり、時に喜びも、悲しみも共にしてくれる”洒”という名の飲み物の器だということでしょうか?
盃(=杯、坏)=皿状の浅鉢から発展
ぐい呑み=碗、猪口から発展
という発展の仕方になっているのではないでしょうか?
そう考えるとなんとなく呼び分けの境目もわかりやすい感じがします。
使われる場面の違いでは、盃が神事をはじめとしたあらたまった場面で使用される器である印象が強いのにし、ぐい呑みは日常使いの庶民的な雰囲気があります。
あらためて器を手にとってみると、盃は薄く、繊細な形状のものが多く、対するぐい呑みは、存在感のある丈夫な感じのものが多いような気がします。
ぐい呑み作品 目次 |
絵唐津
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唐津皮鯨
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朝鮮唐津
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黒唐津
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斑唐津
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三島唐津
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彫唐津
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蛇蝎唐津
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粉青沙器
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梅花皮(かいらぎ)
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窯変(ようへん)
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灰釉(かいゆう)
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タイトルの俳句について
酔うて寝ん撫子咲ける石の上 (ようてねんなでしこさけるいしのうえ)
「河原に夕涼みしていると、うす闇の中に可憐な撫子がほのかに咲き乱れている。ああ、酔うてこの撫子の傍らに寝てみたい。河原の石の上であっても。」
なでしこは河原撫子の異名があるように、河原に多く咲いている花。
引用:新潮日本古典集成「芭蕉句集」
一句は、呑んで酔ってナデシコが咲く岩の上で一緒に寝てみたい、というのだがそういう気持ちになることがありますね。
ナデシコは、万葉仮名で「石竹」と書きます。それゆえ、「なでしこの種をし言はヾいはほ哉」(宗養)などという句もあります。確かに撫子は山地の乾燥した岩場かその風化したような場所に好んで生えています。